2019.01.22

人事評価制度を導入する時に必要なただ1つのポイント

 
 
組織の成長に伴い、必ず必要になってくる制度の1つに人事評価制度があります。

ご相談を頂く経営者のご要望としては

・評価の物差しがないからつくりたい。
・社員を公平に評価し、正当な賃金を支払いたい。
・組織が大きくなったけど、何からすればいいか分からない。

などと、明確な目的を持っていらっしゃる方もいれば、漠然とした課題意識の方もいらっしゃいます。

そもそも人事評価制度とは何なのでしょうか?

私たちはそもそも

「人が人を正しく評価できない」

という視点(思想)を持っています。

人の可能性は様々あり、その人が自分らしく個性を発揮できる環境があればおのずと成果が出て、その人自身も成長していくという考えを持っています。

先日、私たちのところに

「他のコンサルタントに人事評価制度をつくってもらったのだけど、見てもらえませんか?」

という相談がありました。

資料を拝見すると、いわゆる昔からある人事評価制度で、「人が人を評価するための道具」でした。

この評価制度で使われている文言が“できている”、“できていない”のチェック方式が多かったので、きっとこれを見た社員は

「できてないことを確認されている・・・」

と、思い、評価する上司は

「こいつを評価してやる!(悪いところのあら捜し)」

と、無意識に思い、評価のミーティングは非常に重苦しくなり、上司が部下へできていないことを攻める構図ができあがるのではないかと想像しました。
「この評価制度で評価された人って、笑顔になるんですかね?」

「そうだよね・・・やっぱりそうだよね・・・」

と、相談者もため息。


人事評価制度を頼むときに一番大事なことはそのコンサルタントの“思想”です。

・どのように人を見ているか?(人間観)
・組織とは何のために必要なのか?(マネジメントの考え方)
・制度や仕組みを入れてこの会社はどうなると考えているのか?(ビジョン)

という問いをコンサルタントに尋ね、答えに対して経営者が共感できなければいい人事評価制度はできません。

今、世の中では

「実績がある」、「便利で簡単」、「効率化できる(システム化)」

など様々な価値を訴えてくる会社さんがいますが、よくよくその会社や担当者が

「どんな価値観、思想を持っているのか?」

ということを把握し、自分と合うのかどうか確認してから導入を決めたほうが今回ご相談された方みたいに、導入後に悲しい思いをせずに済みます。

導入前にはしっかりとコンサルタントとコミュニケーションを取り、表面の機能や価値ではなく、その人の価値観に触れ、自分との相性をしっかりと確かめてみてください。